これで幹事を頼まれても安心 『幹事の心得』

幹事の心得

二次会とは…

披露宴やパーティに呼べなかった友人や同僚などを招待して、基本的には友人が主催する会のことです。
会費制のカジュアルなパーティ形式が一般的です。

幹事の役割

POINT

早め早めに取りかかるのが成功のコツです。

幹事は、新郎新婦が自分たちができない部分をフォローする、いわゆる代理人なのです。
依頼されてから最終的に経費の精算をするまで、会に関わるすべてに責任を持つケースもあります。

POINT

二次会の準備から当日、後処理まで全体の流れを把握するためにフローチャートなどを作成しておくとわかりやすいです。

幹事にはやることがたくさんあり、思い通りに運ばないことも多いのですが、ひとりで全部をこなす必要はありません。
新郎新婦やスタッフと協力して、ゆとりを持って進めていきましょう。
⑴準備・進行:プランを立て、事前の準備を進める。
⑵新郎新婦の代理人:ふたりにかわってゲストをもてなす。
⑶調整役:会場側やスタッフの間を取り持つ。
⑷お金の管理:収入、支出を管理して最後に報告する。

打合せのポイント

幹事を務めるにあたって、最も重要で難しいのが、新郎新婦との打ち合わせです。
新郎新婦ふたりともと仲のいい友人であれば問題はありませんが、友人の結婚相手とはそれほど親しい関係でないことが多くあります。

POINT

打合せでは遠慮しないで、友人幹事ならではの意見がいい結果につながるはずです。

打ち合わせの際に新郎新婦ふたりの意見が合わないこともあります。
そんなときは、相手側の立場に立って調整を進めましょう。 幹事が友人側の立場に立ってしまうと、相手は孤立してしまって話がまとまりにくくなります。
まずは相手側に味方することで距離を縮めて、信頼関係を築いていくことが良いのではないでしょうか。

新郎新婦への確認ポイント

⑴どんな二次会にしたいのか?
新郎新婦のイメージを確認しておくことが大切です。
たくさんの理想があるはずですが、その中で何を重視するのか順位付けなどをして明確にしておくといいでしょう。

⑵どんなゲストを招待するのか?
二次会の雰囲気を作るのはゲストです。どんなゲストが参加するかによって、プランも変わってきます。
ゲストが楽しめるプランを考えましょう。

⑶会場は?
お店の雰囲気や料理、交通の便などを考えて5ヶ月前には候補をピックアップして3ヶ月前までには予約をしておきましょう。。

POINT

新郎新婦と一緒に下見に行くとイメージもわきやすく、その場で打合せもできます。

⑷パーティのイメージは?
主役である新郎新婦が絶対にやりたいと思っている演出を確認しましょう。他の演出とのバランスも調整しやすく、全体のイメージをつかみやすくなります。

予算を立てる

赤字が出ないように予算を組みましょう。
実際にかかる経費は予算より多くなるものなので余裕をもった予算をたてましょう。
また、会計報告で使用するので、領収書はすべてとっておきましょう。

POINT

新郎新婦が会計係を別に頼んでいるときもあります。
その際は、領収証をあまりためず早目に報告しましょう。
会計係がいないときは、新郎新婦に収支の報告をまめにしておくといでしょう。

出欠確認

予算を立てる上で重要なのが、出欠の確認です。
できるだけ早く、正確な人数を把握したいところです。日にちと会場、招待者リスト、会費が決まったら、ゲストに確認しましょう。
二次会では、往復ハガキやメールで出欠確認をします。期限までに返事のない人には、直接電話をかけるか新郎新婦に相談して新郎新婦から連絡を取って出欠を確認してもらうなどしましょう。
最近では、往復ハガキを使わずにメールで出欠確認をするケースも多いようです。送る方も送り返す方も手間が省けて、ほとんど費用もかからないのがメリットです。

POINT

新郎新婦によって、事前にゲストに「二次会に来てくれますか?詳細が決まったら連絡します。」
など予告しておいてもらうと、ゲストからの返事も早く予定を空けやすくていいでしょう。

会場を決める

会場選びは二次会において重要なポイントです。会場によってプランが決まるといっても過言ではありません。新郎新婦の意見もあるので、上手く調整していきましょう。
会場は、予算、雰囲気、設備、交通の便などの項目をチェックして選びます。プランのイメージにあっているのも重要ですが、ゲストの顔ぶれなども考慮する必要があります。
会場選びのポイント
⑴雰囲気 ⑵アクセス ⑶予算 ⑷人数に合った広さ ⑸スタッフの対応 ⑹設備 ⑺プランに合っているか
二次会の会場として一番人気があるのがレストランです。貸切ならプライベート空間のようにゆったりと過ごせ、おいしい料理も楽しめるのでゲストにも喜ばれます。
結婚式や忘年会シーズンには、人気の会場は大安・友引の土日祝日からどんどん予約で埋まってしまいます。
会場はいくつか候補を決めて、新郎新婦と一緒に下見をするのがベストですが、時間がなく新郎新婦と予定が合わないときは新郎新婦に確認して欲しい事項を事前に聞いておきましょう。
会場選びではリザーブ時間も注意しましょう。幹事が先に入り、終了撤収するまでの時間を確保しましょう。
ドリンクはお酒が飲めない人の負担感を減らすため、フリードリンク制がおすすめです。 クラッカーやシャボン玉など、会場でのNGもあるので事前に確認しましょう。

POINT

着替えスペースなどもしっかり確認しましょう。
着替えスペースが思ったよりも狭かったり、景品などをおいてしまうと着替えるスペースが狭くなってしまいますので、下見の際に確認しておくとよいでしょう。

POINT

会場を決める

二次会当日の情報やプログラムの進行表などを台本に集約しておくと分かりやすく、ハプニングなどがあっても臨機応変に対応できます。
ゲストは新郎新婦を祝福に来ています。ふたりとしゃべったり、一緒に写真を撮ったりしたいと考えているので、イベントを詰め込むのはやめて、歓談の時間を長くとった進行にしましょう。
項目を詰め込みすぎると、時間の予定が狂ったときの調整ができなくなります。ゆったりとしたプログラムなら、どんなケースにも対応できます。

POINT

ポケットに入る位で、すぐ出して確認できるような大きさで作成しましょう。

POINT

当日、急に変更になったりすることもあるので、書き込むスペースと赤ペンなどを用意しておくとよいでしょう。

事前準備

事前準備で大切なことは、新郎新婦と連絡をとるのはもちろん、幹事同士やスタッフともしっかり連絡をとり連携をとることです。
人について確認しておくこと
⑴出欠状況の確認
⑵スピーチや余興を依頼した人に連絡
⑶スタッフに事前、当日の指示
会場について確認しておくこと
⑴リハーサルは行えるか?
⑵備品や機材、ケーキなどの持ち込みができるか?
⑶フリードリンクの開始時間
⑷モニターは見えやすい位置に設置できてるか
会場にある機材や備品を使用するときは、故障などしていないか確認しましょう。
当日、受付で必要になる小銭などを用意しておきましょう。

POINT

当日のスタッフの役割分担は事前にきめておくと、スムーズに進みます。
特に受付は、込み合うので「会費を集める人」「名簿を確認する人」「案内する人」など決めて、ゲストを入り口で待たせないようにしましょう。